庄助(宇都宮)★★★★★

酒場

宇都宮の居酒屋といえば「庄助」ということが調べていくうちにわかり、夕方前に電話で予約。「1名だけなら何とかするよ」と神の声が聞こえ、18:30位になりそう、とあいまいな時間で伝えるもOK。

吉田類さんの「酒場放浪記」、松重豊さん演じる井之頭五郎「孤独のグルメ」も撮影しているまさに聖地。宇都宮餃子の食べ歩きも考えていたが、わくわくドキドキ庄助に気持ちがシフトしていた。
1軒目はビールに餃子と決めており「香蘭」に寄ってから。
庄助は栃木県庁の近くにある。

門構え、暖簾からして名店感たっぷり。赤ちょうちんに大きい文字。瓦もたまらない。
玄関を開けると、満席でとても賑わっていた。果たしてどこに座るのであろうか。
「予約した者ですけど・・・」と伝えると、カウンターの向かって左端の席にご案内あり。
何と18時からになっていた。到着は18:30なので、申し訳ありません。お詫びするも笑顔の対応。

まず、飲み物はカウンターにメニューあり。
このラインナップだったら、酎ハイか日本酒か。とりあえず酎ハイセットを注文。
徳利に入れた焼酎と生レモンが○納得。

目の前のカウンターには、天ぷら、竹の子煮、ピリ辛玉コンなど、旨そうなものが並ぶ。
木調の老舗の雰囲気で、そこにいるだけでテンションが高くなる。
日本最古の酒場「みますや」(東京神田)を訪れた際の感覚に近い。

店内を見回すと、いろいろ吊るされているではないか。
これは唐辛子、感謝状がバックに飾られている。地元を代表する有名店なのが分かる。
そして鬼おろし器の向こうには藁(わら)で包まれている黒っぽいものが。
庄助を代表する名物であり、他にはない逸品。後述するとしよう。

さて、何を頼もうか。
紙に鉛筆があり、自分で書いて渡すスタイル。
おつまみメニューは黒板に記載、しかも料金が書いていない。
庄助だとプライスレスというか、料金は関係ない。好きなものを食べよう。

まずは、ポテトサラダ。
にんじん、キューリなどの野菜がたっぷりで、手作り感満載、優しい味わい。
ソースを渡されお好みでかける。じゃがいもがゴロって残る感じがいんだよね。

続いて、ハムカツ。
ハムカツはどこでも食べられるので敬遠していたが、美味しいとの口コミ多数だったので選択。
薄くてつまみに丁度良く、脂っこくないため量が多いがサクサクいける。付け合わせの野菜が嬉しい。

納豆好きにはたまらない「納豆しのだ」
納豆とチーズを包んで揚げている栃木のソウルフード。
天つゆに潜らせ、その一体感を楽しむ。旨い、うますぎる。

飲み物は2杯目は焼酎のナカ(おかわり)だが、次は日本酒。
庄助の日本酒は会津の地酒「末廣」の一択しかない。名酒蔵で、過去に訪問したこともある。
会津若松はこちらを参考に。会津若松散策 ★★(福島県)

それに合わせるのは、先ほど店内に吊るされていた黒い物体(笑)
「ゆずみそ」である。食感はカラスミだが、濃い柚子の味。
末廣とゆずみそのコラボは国宝級。日本酒好きなら是非一度味わってほしい。

好きなものを飲み食いし、名店を体感する、何という幸せ。
庄助はまず全体を切り盛りするお姉さまがおり、おばあちゃん、お兄さん、店員さんみんな、明るく笑顔で接客がとても良い。見ていて話して気持ちが豊かになる。
そのおもてなしと、お店の雰囲気、どれを食べても美味しい料理などが一体となり、その全てが名店なる所以である。
宇都宮来訪の際は必ずリピートする。待っとれよ。

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