南流山2軒目は、名店「くじらや大樹」にしようと思ったが、暖簾を潜りカウンターを見ると、サラリーマンでごった返していたので、「のんべえ」に直行。その後余裕があれば中華料理屋「鳳蘭」で〆ようと考えていた。
その甘い考えが通用しないと分かったのは・・・

南流山駅を北方面に徒歩5分。
住宅街の道沿いにある。外からはどんな店だか想像がつかない。
ドアを開けるとカウンターもテーブルもお客さんはいたが、ちらほら空いている。
店員さんからは意外な声が「いっぱいなんですよ。ごめんなさい」
何とか飲みたい筆者は(えっ、席あるのに、粘れば行けるかな)と思いながら、「空くまで待つのでいいですかね?」と交渉。お店からしてみればいい迷惑客だ。
すると、「料理の提供がかなり遅くなりますよ」とカウンターに通してくれた。
ラッキー!
どうやら、料理はマスター一人でやっているらしく、提供が遅くサービスが追い付かないため、人数制限をしているようだ。他にバイトくん1人。マスター、ごめんなさい・・・


お店の中は、昭和にタイムスリップしたような最高の雰囲気。
テーブルも椅子も木製で、仮面や額、明かりに至るまで、お店のこだわりが感じられる。
この店を見ながら飲めること自体がよいおつまみである。
吉田類さんの酒場放浪記では2023年8月に来訪あり。
ホームページを見ると、創業して45年程。食べ物は全て手作り、ピザも全て皮で作っている。近所の家族連れも利用。一人で切り盛りし待たせることがあり、お詫びとして「サービス品」を出すこともある。今まで店や家族を育ててくれたお客様への恩返しだ。と記載あり。
それに対し先ほどの非礼を心で詫び、何てちっちゃな人間なんだ、と反省しっきりでした。

吉田類パイセンの来訪した店は、値段はさておき、名店が多い。
さすが酒旅の師匠である(勝手にそう言ってみた)(笑)
しばらく飲み物の注文すら聞きに来なかったので、他のカウンター客に乗じて生ビールを頼む。
カウンターにはずらっとお酒が並ぶ。


お通しは「冷ややっこの梅水晶乗せ(仮称)」
若いころは梅水晶は知らなかったが、今は珍味として気に入っている。
お腹にたまらないのがいい。


壁に本日のおすすめ品は書いてあるが、たまたま筆者の席にはメニューが無かったので、聞くしかない。
マスターに「何かおすすめなおつまみください」と言ったら、「アジフライとか細かく切ってあっていんじゃない?」→それでいいです!と即答。
待ってたらいつになるか分からない、とりあえずアテが欲しい。全くアジフライの気分ではなかったが、その思いで注文してしまった(笑)
すると、隣のカウンター客も「アジフライを!」と乗じていた。
面白いので顔を見合わせて、「こうするしかないですよね」とお互い少し意気投合してしまった。

着丼ならぬ着皿して、そのボリュームに圧倒。
これは一人で食べきれるのであろうか。
味はとても旨い。切ってあり1つの大きさもちょうどよい。しっかり柔らかい旨味。
確かに酒が進むすすむ。
これに合わせるのはホッピーだ。
マスターに黒ホッピーを注文すると「うちは黒はないんだよね」と。
「白ホッピーお願いしまーす」といい気持ちになって言うと、これも焼酎が凄い量であった。
筆者が知っている店の中でもトップクラス。ほぼ焼酎。

赤線と青線の協和焼酎グラスというのもこだわりが感じられる。
焼酎は通常の店は一番下の線まで、のんべえは上の細い赤線までだろうか。
思わず帰宅後にこのグラスをネット注文してしまった。このマニアックなグラス1つ、誰かいる?
このホッピーにて、南流山ハシゴ酒は2軒で終了を確信。
3軒目に行ったら酒に潰れてもう帰れなくなります。焼酎中は+2杯。きつすぎる。

マスターの心意気、サービス品がこれだ。
「鶏肉のレンコン煮」といったところか。これが旨い!
ちゃんと味が染みており、しっかり主張してくる。
マスターには頭が下がる思いである。
焼酎ナカ(追加2杯)の連続攻撃には、しっかり〆のおつまみを頼まなければならない。
既にかなり酔っ払っているが、マスターにプライスレスの刺身三品盛りを頼んでしまった。

ぶり、アジ、かんぱち(?)か。
美味しいことだけ口が覚えているが、できあがっており、脳は覚えていない。
まさに「のんべえ」の最終地点である。この上ない幸せ。
隣りのカウンターのお兄さんは帰り、また新しいカップルが着席。
カップルのお姉さんが、気さくにアジフライがおすすめか聞いてきたのは、この雰囲気がなせる業か。筆者の魅力か(んなわけない)(笑)
気が付けば2時間近くいたであろうか。
マスターに御礼し会計。リピート決定。
最近思うのだが、サウナ後の水風呂で「ととのう」感覚が流行っているが、酒でも全く同じ感覚になれる。今宵もととのった。良い週末を過ごそう。
後から撮ったメニューを記載します。
抹茶ハイ300円。のんべえボトル1,000円!安い。おつまみも手ごろ料金。




面白い注意書き。5万円(笑)

アサヒビールのレトロポスター



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