万座温泉で最も標高があり、湯舟の数も多く王者といえる存在、日進舘。
日本一の高地温泉とある。比較的大きい旅館にも関わらず、木目を基調とした建物はそれを感じさせない。フロント前にカフェやお土産屋がある。
新宿駅から専用バスも出ていて、ちょうどチェックアウト後に出発するバスに出くわした。
旅館スタッフとなぜかバスが見えなくなるまで手を振り続けたのは、旅行会社出身の性であろう。



内湯は宿の玄関を入って左の屋根の部分。
露天風呂は数分歩いた離れにある。
通常は内湯がしょぼい旅館が多いが、ここは太い木の柱に支えられた総天然木造りで窓からの景色も良く内湯だけでも満足できる。
源泉100%の「姥湯」、温泉が滝のように流れ流れる「滝湯」、日進舘で一番大きな浴槽の「苦湯」、山水を沸かした「真湯」の4つの浴槽がある。
やはり姥湯が良い。全国の秘湯トップクラスの山形県米沢の姥湯温泉を思い出してしまった。


扉から外に出てクールダウンができるととのいスペースのような空間があって、内湯に入りながら休憩することもできる。流行りもしっかり取り入れているところはさすが。
内湯を一度出て、メインの露天風呂へ。
露天風呂のドアを潜ると廊下が長く、秘湯感を醸し出している。
四角い浴槽が一つ。遠く山々が連なり展望台や徒歩ルートなどが見える。
空と雲が近く日本一の標高にある温泉ということを実感できる。
しばらく何も考えずゆったり。
おじさんが何人か、一言も話さずにいい意味での幸せのため息を吐いていた。
女風呂ではこの状況は話しかけるだろうな。男と女。やはり違う。


この露天風呂は「極楽湯」というらしい。
チェーン店の極楽湯を思い出してしまいので、名前は違う方が良いかも。
「神々湯(神に近い)」「高杉湯(標高がありすぎ)」「硫黄YO湯(いーよん湯)」全て却下(笑)
日進館を後にし、徒歩ルートを登り展望台から建物を見てみた。
よくぞこんな複雑で継ぎ足し(焼き鳥のタレ風で言ってみた)の建て方をしたものだ。
一度泊まって館内の造りを確かめてみたい。
右の手前の緑に囲まれた温泉スペースがまさに男性露天風呂。見え見え。
ここまでくると恥ずかしいというより、野生動物みたいでまあいいか、と感じるだとか感じないだとか(笑)

万座温泉は日進舘がメインで、高崎方面に戻る。
充実した湯巡りでした。
日進舘が「日本のノイシュバンシュタイン城」(ドイツのロマンチック街道にあり実在するシンデレラ城と言われる)と感じたのは筆者だけであろう。


