15年程前に、3年位住んでいた葛飾区青砥。成田空港までのスカイライナーの途中で通る駅である。「あおと」と読む。駅は3階建てになったおり立体的。下町人情溢れる街である。
葛飾区は飲兵衛を育ててくれた下町酒場がたくさんあり、今でもたまに訪れる。
青砥に大好きな焼き鳥屋がある。よく会社帰りにテイクアウトし家飲みしたものだ。
備長炭の炭火焼で香ばしい、大串の「鳥新」だ。

マスターが片岡鶴太郎に似ており、15年位全く歳をとらない。
「鶴ちゃん」のニックネームで勝手に呼んでいる。バイトのお兄さんも変わらず、いい意味で独特のおどおど感があり、鶴ちゃんとの掛け合いが面白い。
この日は友達と来訪したため、いろんなメニューを頼むチャンス!
まずは飲み物は何にしようか。昼間から缶ビールや焼酎を飲みこれが2軒目のため、生ではなく酎ハイ(昔ながらの酎ハイボール)いわゆる「ボール」を注文。
タカラの焼酎ハイボールの缶に記載があるが、酎ハイはその略であり、下町では「ボール」と呼ぶ。ウイスキーのハイボールは邪道で、わざわざ「ウイスキーハイボール」と言わなければならない。
1人で1軒目だと間違いなくコスパの1ℓメガジョッキを頼むだろうな。



さて、メインの焼き鳥で好きなものを選ぶ。1本から注文可。
やきとり、ナンコツ、砂肝、手羽先・・・人気で限定のせせりとぼんじりは終了していた。
特にこだわりがなければ、どれも旨いので盛り合わせを頼んでもよいかも。



やきとり(正肉)は柔らかくしっとりジューシー。安定の味。
砂肝は食感が軽く嚙み切れるほど柔らかく、噛んだ瞬間に砂肝独特の香りが口に広がる。
手羽先はまずその大きさに圧倒する。骨になるまでむしゃぼりつく、酒のアテ良い逸品である。
ナンコツは骨の周りに肉がしっかりついており、ここがとても美味。世の中にはコリコリだけのナンコツが多いが、これを食べるだけに来訪する価値がある。
どれも200円以下というのが最高のコスパである。



2杯目は黒ホッピー。
見よこの焼酎の中身の量を。松戸「かがやす」など量が多くて通っていたが、これはトップクラス。ホッピーセット+中1杯でギブアップ。その破壊力はとてつもなく強力であった。
この店はホッピーと焼き鳥3本などでも相当酔えて満足する。
中身が入ったジョッキを掲げる手が手羽先っぽいのは気のせいか・・・(笑)


次のアテは何にしよう。
「自家製牛もつ煮込み」これは基本であり必ず頼みたい一品だ。こんにゃく、ネギ、大根、牛すじなどを長時間煮込み、味が染みている。牛もつのため、もつが大きくダイレクトに楽しめる。

次におすすめしたいのは、「ミックスホルモン炒め」だ。
これだけで酒が飲める、昔から頼んでハマっていた。ホルモンの様々な部位が入っており、ニラや玉ねぎなどの野菜と醤油ダレと炒めたもの。
でもやはり量が多く、2人でもお腹いっぱいになり、残してしまった。
1回の訪問でおすすめを全て食べるのは不可能なため、「次回の楽しみにとっておこう」の精神で訪れたい。

連れの友達は出羽桜大吟醸、白嶺初搾りなどを何杯も飲んでいて、変態である。
最後はオーダーストップ後にさらに頼もうとしていたため、反則負け。解散!


過去に注文したメニューでおすすめなもの。
・テッポー(直腸) タレで食べると噛みきれないほど柔らかい。
・生野菜 大と小があるが、量が半端なくシャキシャキ、女性がいたら必須かも。
・納豆オムレツ とても良い取り合わせ。納豆好きには良いアテ。
・親子丼 炭火焼の鶏肉をたまごでしめる。他にも焼き鳥丼があり、〆にどちらか選びたい。
店主の鶴ちゃんは、きたろうの夕焼け酒場が紹介されたばかり。
日本酒を注ぎに来た際にテレビ見たとお伝えしたところ、はにかみ顔で嬉しそうだった。
この鶴ちゃんの笑顔を見れただけで今宵は幸せに寝られる。
鶴ちゃん、ありがとう!

